さらばシリコンバレー

12月1日付けで日本に転勤いたしました。

気持ちや身辺の整理で時間が掛かり、まだご挨拶できてない人がたくさんいて申し訳ありません。
約3年間シリコンバレーに住めて、色々な人にお会いでき、物事を見聞きでき、本当に幸せでした。
この見聞・経験を、今後の仕事に人生に活かしたいと思います。

この場をお借りして、皆様、本当にありがとうございました!
これからもどうぞよろしくお願いいたします。


Paul McCartney Live @ HP Pavilion

行って良かったです。

この人は天才だ。
と思いました。

いやもう、元ビートルを生で見ているというだけでも感動でしたし、生でMaybe I'm Amazedが聴けただけで私は十分満足していたのですが。こんなに一杯やっちゃっていいんでしょうか。8時半頃に始まって、丸々3時間、30曲ぐらいぶっ続けで演奏してました。
しかもこのツアー、2ヵ月半掛けて、全米26箇所・37回を回ってるらしいです。。。。

ポール・マッカートニーって、確か今年62か63歳(だったはず)ですよ。。。。
プロミュージシャンとしても男としても現役。すごいですねえ。
殆ど半世紀近くスターでい続けている、その継続する努力には本当に頭が下がります。
やっぱり、プロとして体力って大事ですよね。我が身を振り返って反省させられました。
実物を見ての感想は、予想以上に背が高く、手足が長くてスラリとしていました。

ちなみに、やはり観客の年齢層は比較的高めでした。
'65年のビートルズ米国初上陸の際にミニスカートはいてキャーキャー金切り声をあげたり、ビートルズに憧れてロックバンドを組んだ年代の方々がマジョリティという感じでしょうか。あと目立ったのが、三世代で観に来ている方々(おじいちゃんおばあちゃん、パパママ、子ども達)です。ここまでファン層が広い歌手って、他にはあんまりいませんよね。

※以下は演奏した曲のリストなので、ネタバレしたくない人は見ないで下さい。
(興奮のあまりメモし忘れた曲、私が曲名を知らない曲は入ってません。。。。彼のソロ時代・Wings時代の曲をあまりよく知らないので。あと、メロディは知ってるけど曲名が分からないのも何曲かありました。ごめんなさい石投げないで下さい)

Continue reading "Paul McCartney Live @ HP Pavilion" »


Glacier National Park

先週夏休みを取って、グレイシャー国立公園へ行って来ました!

1910年に国立公園化され、1932年には国際平和公園に指定され(カナダとの国境を隔てて、アメリカ側がグレイシャー、カナダ側がウォータートン。国境をまたがっている唯一の国立公園)1995年には、世界遺産に指定されています。

一番古い地層は、7,500万年ほど昔は海底にあったもので、その後隆起し、氷河に削られて、山々ができています。大陸分水嶺 (Continental Divide) にあたるため生態系が複雑で、MaritimeとPrairie, 南北ロッキー山脈の植物・動物が存在しているそうです。

公園内で1,000メートル以上標高差があるので、1週間の滞在中に、晴れも曇りも雨も雪も体験できてしまいました。ちなみに雪のローガンパスはフツー に氷点下でした…。

100万エーカーもの土地には色とりどりの花が咲き乱れ、70種類以上の哺乳類、260種類以上の鳥類が住むというのも納得の、とってもきれいなところでした。青や緑の鮮やかな山や湖もとてもよかったですが、個人的には、やっぱり野生動物たちとの遭遇が一番楽しかったです。

グレイシャー名物(?)のマウンテンゴートやマーモットとローガンパスでお散歩したり、ハイライントレイルでビッグホーンシープとすれ違ったり、セントメリーレイクでミュール鹿のお食事シーンを見たり、野生の動物の息づかいを間近で感じて心洗われました。中でも、ハイラインでナキウサギを目の前で見たのが一番の思い出です。空気と水がきれいな高山にしか住まない動物で、アメリカでも間近で見れる場所はかなり限られているだけに、感激もひとしおでした。

岩場にもぐりこむ小さい動物の背中とお尻を見かけ、「これは地リスと違う!」と思い、その岩の前に座りこんで待っていたら、「ヂィーッ」と地リスより低くて長めの鳴き声に続いて、ひょっこりナキウサギが顔を出したのでした。ダンナと2人「あっ」と息を呑んだだけで驚いて遠くに逃げてしまったので、写真を撮る暇もありませんでしたが…。小さくてつぶらな目と耳が可愛かった~♪ ハイライントレイルを18Km歩いた苦労が報われた!

余談ですが、「マウンテンゴートは年中真っ白だから、山で目立ちすぎじゃない?」というのがずっと疑問でしたが、マウンテンゴートが住む高地はほぼ1年を通じて雪が降るので、岩場に雪がちらほら残っていて、白は保護色になり意外と目立たないことが分かりました。それ以前に、マウンテンゴートがねぐらとする断崖はあまりに切り立っていて(絶壁、といったほうがいいかも)他の大きな動物は登れないんじゃないか?とも思いましたが。

今回見なかったのはクマですが、私達の旅行期間中に、Grinnell Glacier Trailでハイキング中の父娘がグリズリーに噛まれ、更にトレイルから30フィート転落という事件があったので、むしろ見なくてラッキーだったかもしれません…。

グレイシャーへ行く方へのアドバイスは、

  • 花を見るなら8月上旬頃までに行くべし(8月末では終わりかけ。ベアグラスは枯れていた)
  • 晴れの日は景色が抜群なので写真撮影するべし。曇りの日は寒さが好きな動物を探すべし(晴れた昼間はマウンテンゴート等には暑すぎるらしい。晴れの日は朝夕が動物を見るチャンス)
  • 野生動物は小心なので、出くわしたら気長に腰を据えて待つべし(そのうち動物の方が人間を見慣れて、かなり接近できることがある)
  • 気休めかもしれないが、クマ除けの鈴は付けるべし(土産物屋で$1前後で売ってます)
  • 車は中型サイズ以下を借りるべし(道が狭いため。大型車では道中難儀しそう)
  • やはり野に置け蓮華草(Keep Wild Life Wild)

Musical Baton

実は、もうだいぶ前にダンナにバトンを渡されたままモニョっていたら、Hattamさんにも指名されていることに気が付き。。。。今、出張中で、目を血走らせて仕事中なのですが(←大げさ)慌てて更新している次第です。きゃー、すいません。。。。。

Total volume of music files on my computer:(今コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量) 

685メガ。インターネットで音楽データを買う習慣がないので、全て手持ちのCDから入れた。ダンナが音オタなので、iPodに入れたくなったらダンナのPC借りればいいやあ、と思い今日に至る。

Song playing right now:(今聞いている曲)

曲は掛けてないけど、パームツリーの葉っぱが風に揺れる音…ってのはダメでしょうか?(フロリダにいるので)

The last CD I bought(最後に買ったCD)

                 
        ウォーキング・ダウン・レインヒル(CCCD)
        B00024ZAFEジェイク・シマブクロ
   
    ソニーミュージックエンタテインメント 2004-06-23
    売り上げランキング : 123
    おすすめ平均star
   
   
        Amazonで詳しく見る
byG-Tools

なんか夏が近づくとハワイアンを聴きたくなるのです。

Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me:(よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)

●カリフォルニア・ガールズ(ビーチ・ボーイズ)

1.村上春樹の小説で私が一番好きなのが「風の歌を聴け」だから。
2.村上春樹につられてこの曲を聴いた当時は、自分が「カリフォルニア・ガール」になろうとは思ってもいなかったから。

風の歌を聴け
    4062748703 村上 春樹

講談社  2004-09-15
売り上げランキング : 4,436
おすすめ平均star


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

●Berimbau/ビリンバウ(アストラッド・ジルベルト)

大学時代、2週間タイに旅行した際(注:一番の親友である女友達と)別の友達がボサノバのオススメの曲を色々テープに入れてくれた。その中の一曲。以来、ボサノバ大好きになって色々CDも買ったが、気が付くとこの曲に返って来る。アストラッド・ジルベルトがボサノバの「歌姫」と言われる所以は、そこはかとない哀愁を感じさせる涼しげな声だと思う。

ちなみに、一緒にタイに行った親友とは、お互いの結婚式でスピーチしてお互い泣くぐらい今でも仲良しだが、テープをくれた友達とは音信普通になってしまった。

ベスト・ヒッツ
  B0000563YG アストラッド・ジルベルト

ユニバーサルクラシック  1998-05-13
売り上げランキング : 7,032
おすすめ平均star


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

●威風堂々(エドガー)

私の高校の入学式と卒業式では、吹奏楽部がこの曲を演奏するのが伝統だった。普通の生徒は自分の入学式と卒業式しか参加しないので、そんなことに気が付いていた人はいなかったと思うが。後輩の演奏に送られて卒業した際、「この学校の生徒としてこの曲を聴くのはこれが最後だなあ」と感慨深かった。  

その次にこの曲を聞いたのは、イギリス映画「ブラス!」
  「ブラス!」の名シーンと言えば、ぶっ倒れた指揮者ダニー(ピート・ポスルスウェイト)の病室の下で仲間が演奏する「ダニー・ボーイ」を挙げる人が多いと思うが、実は私はラストシーンの「威風堂々」も同率一位にあげたいぐらい好きだ。「現実は色々厳しい。でも、胸を張って、自分にやれることを精一杯やろう」という決意や矜持、わずかな悲壮感を滲ませるポスルスウェイトの表情とこの曲を組合せるイギリス人のセンスが好きだ。

ブラス!
  B00005V1CP ユアン・マクレガー マーク・ハーマン ピート・ポスルスウェイト タラ・フィッツジェラルド

アミューズソフトエンタテインメント  2002-09-27
売り上げランキング : 7,734
おすすめ平均star


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

●ルイ・ブルジョワの賛歌による変奏曲(スミス)

高校時代、最後の吹奏楽コンクールで演奏したのがこの曲だった。
指揮者の先輩に「今年はA編成で出ようと思うんだけど」という衝撃の言葉と共に初めて聴かされた時は、「絶対ムリ」と思った記憶がある。それぐらい地区大会の壁が高く思えたし、「なんちゃってトランペッター」の高校生には難しい曲だった。しかも私にはソロが割り振られた。満員の聴衆の中で、他の部員が完全に沈黙する中、たった一人で吹けなんて考えただけで鳥肌モノだった。  

以来、コンクールが終わるまで、地獄の特訓(笑)が続いたのだが、コンクール本番の出番が終わった瞬間、ゴワーっと涙が出て止まらなくなった。本番での私の演奏はぶっちゃけた話失敗だったし、バンドとしての評価も銀賞に留まった。でも、もう、演奏の出来や結果がどうこうなんてどうでも良くなるというか、あの辛い練習をもうしなくて良いのかと思うと、嬉しいような寂しいような、色々な感情がごちゃ混ぜになって言葉にならなかった。

あまりに音が逞しかったからか、当時は「それは女の子が出す音じゃない」とまで言われてたのだが、泣くほど何かに集中するという経験を、17歳の夏にできて良かったなーと今になって懐かしく思う。

●組曲「惑星」より「木星」(ホルスト)

楽器をやっている人なら誰しも一つぐらいは「一度はこの曲をやってみたい」憧れの曲があると思うが、私にとっては、それが「木星」。初めて「木星」を聴いた時「かっこい~!!」と背筋がゾクゾクした記憶が。
しかも、そんなに好きだったのに、なぜか今手元には「惑星」のCDがない。
カラヤン&ベルリンフィルのCDジャケットに見覚えがあるので、一度は買ったと思うが、誰かに貸したままか、度重なる引越しのドサクサでどこかに行ってしまったか…。

Next five persons are... (次の5人の名前とブログURL)

すいません、今度までに考えておきます。
誰がもう書いてるか、まだ書いてないかも、分からないので。。。。(ていうか完全に乗り遅れてるな、トホホ)


女の生き方(エビータとクレオパトラ)

塩野七生は「ローマ人の物語」で、エジプトの女王クレオパトラの生き様を考える際、「ひとかどの女ならば生涯に一度は直面する問題」として、こう説いた。優れた男は女の意のままにならず、意のままになるのはその次に位置する男でしかない、と。

以前、ミュージカル「Evita」を観に行った。

パンパの貧しい家に庶子として生まれ、15歳でタンゴ歌手と駆け落ちしてブエノスアイレスへ。次々と付き合う男性を変えながら出世街道を駆けあがり、人気女優を経て、政治家フアン・ペロンの2番目の妻、そしてファーストレディとしての地位を得る。婦人参政権を実現し、労働者を組織し、福祉問題に多額の資金を投入し、アルゼンチンの民衆からは「聖女」と呼ばれるが、単純な「バラマキ」政策や、隠し資産疑惑、蔭の大統領として気に食わない者を更迭するなど、その指導力に軍からの疑問を挟まれる。正式な副大統領に就任する直前に子宮ガンが発覚。わずか33歳の若さで亡くなった後も、永久保存された亡骸は政治の思惑に翻弄され続け、なんと17年間も行方不明になっていたという。「エビータ」エヴァ・ペロンの波瀾万丈の人生を描いた、実話に基づくストーリーである。

エビータは、大統領夫人として政治の実権を握った。彼女の政策に対する世論は激しく割れたし、「男を転がして」出世していくやり方に対する批判も絶えなかった。

「もしエビータなかりせば」ペロンは大統領になれたのだろうか?

彼女の死後たった3年で大統領の座を追われて亡命し、後に、軍部の台頭に対する警戒を強めた勢力によって担ぎ出され、たった1年だけ大統領に返り咲いたペロン。

エビータがペロンを利用したように、ペロンは、女優としての彼女の人気や、貧しい生い立ちからの立身出世という背景を、大衆へのプロバガンダに利用した。エビータの病気や亡骸すらも政治的に利用した。そして、平穏な生活さえ送れれば別に大統領になれなくても…と言うペロンを奮い立たせたのがエビータだったこと、ペロン自身の政策に対する評価もさほど高くなかったこと、等を考えると、やはりエビータの「内助の功」によるところが大きいのではないか。

愛する男と手を取り合って自分の城を築き、そして自らの死の前後に帝国の崩壊を見た2人の女性は、「次席の器でしかないものに、主席もやれるという誤信を植えつけた」(塩野七生によるクレオパトラ評)と言って良いだろう。

エビータは、大統領就任後に更に若い愛人(ペロンとエビータの年齢差は24歳である)を作って妻を疎んじる夫に対し、その政策への非難を公然と隠しもしなかった。副大統領という正式なポジションをも要求した。そして聖女と呼ばれながら死んだ。

クレオパトラは、愛する男の正式な妻、子どもに対する正式な後継者の立場を認めさせることには成功した。しかし彼女は一国の女王、夫アントニウスは、ローマの指導者としての権力を若きオクタヴィアヌスと争う立場にあった。彼女の願いを叶えた結果、アントニウスの政治的立場は失墜に追い込まれ、プトレマイオス朝も女王の命と共に滅びた。

女の浅慮と笑うのは簡単だが、恋愛・結婚と、仕事とを、どのように自分の人生に位置付けていくべきなのか。女にとっての難しさは、男にとってのそれと、少し違った意味合いがあるような気がしてならない。

Continue reading "女の生き方(エビータとクレオパトラ)" »


最近うれしかったこと

ちょっとここのところ仕事が立て込んでいたり、色々ありまして、更新滞り気味、トーン暗めですみません。
人間としてパワーが落ちてました。やわですねえ。我ながらガッカリです。
今週納期なので、もう少し更新は滞ります(笑)

今日はうれしかったことだけ。

ほぼ日刊イトイ新聞の「ぼくは見ておこう」が2月8日に連載再開したんですよ!!

松原耕二さんに影響されてしたためた「20世紀最強のCEO」をエントリしたのが、1月20日だったので、偶然の一致みたいなものを感じて、とてもうれしかった。

自分がブログをやっているので、とてもよく分かるのですが、何らかの形でフィードバックが来るって嬉しいものなんですよね。松原さんが「また書いてみようかな」と思う数多くのキッカケの、その中の一つとして、私のファンレターが届いていたんだったら、うれしいし、何はともあれ、自分をインスパイアしてくれる書き手の文が再び読めるのはうれしいです。

あと、BusinessWeekの最新号の特集が、Outsourcing Innovationというお題で、私が先日紹介した、ODM関連の話が出ています。BWの記事では、具体的に、この製品ではデザインはこのぐらいの割合アウトソーシングされてる、みたいな数値が出ているのが興味深かったです。まあ、製造業全体でいうと、まだデザインまでアウトソーシングされるのは割合としては少ないのでしょうが、今後間違いなく増えるのでしょう。また、逆に、デザインにこだわることで競争優位を実現しているAppleの話なども出ていました。

最近、Purchasingみたいな専門誌にハマっています。年度末で、リンク集もアップデートしようかなと思っています。


Banff、行ってきました!

明けましておめでとうございます。2005年もどうぞ宜しくお願いいたします。

新年最初のエントリが遊び系で恐縮ですが、お正月休みに、カナディアンロッキー(Banff)でスキーしてきましたのでその報告を。
カナダと言えばWhistlerの方がスキーでは有名なのですが、値段を比べるとBanffのほうがリーズナブルだったのと、どうせカナダに行くなら一度はカナディアンロッキーが見てみたい、と思ったので。

私は北海道で育ったため、「パウダースノーじゃないと楽しくないよお」等と、本州の人が聞いたら張り倒されそうな贅沢スキーヤー(好きなスキー場は札幌国際とルスツ、そしてキロロ)だったりします。そんなワガママな私にとっても、Banffはサイコーのスキー天国でした。

ダイヤモンドダストが煌めく青空の向こうにそびえるロッキー山脈の眺めは、天国の上みたいにきれいだし、広くて人がいないので、ゲレンデ独り占めして好き勝手に滑れるし、雪質はふわっふわ(広告ではパウダースノーの上を行く「シャンパンスノー」と言っていた)だし。

但し、むちゃくちゃ寒いのでホッカイロは必需品ですし、凍傷を起こさないよう、顔はちゃんと覆ったほうが良いです。気温は昼でもマイナス20度(C)以下でした。私達は初めて冬のカナダに行ったので、「こんなもんか」と思っていたんですが、地元の人も「いや~、ここ2-3日は特に寒いよね(*)」と言っていたので、普段はもう少しあったかいかもしれませんが

(*) 私の脳内では、なぜか勝手に北海道弁に変換され、「なんまらしばれるべさぁ」と聞こえていました。英語なのに....ちなみに、スキートップシーズンの今の北海道でも、ニセコやルスツはマイナス3度もあります。だからホントに、髪の毛も凍るぐらい寒かったです。

中3日あったので、BanffのBig Threeと言われる3箇所のスキー場へ行ってきました。それぞれ異なる特色があって、それぞれ良さがありましたが、200 Snow Reportsというホームページがとても参考になるので、詳細はそちらに譲ります。ただ、そちらのページの作者さんはSAJ1級ホルダーの上級者なので、北海道生まれの北海道育ちのくせにSAJ3級どまりの軟弱スキーヤーの私の方が、「自分のレベルに近いかも」という方には参考になるかなと思います。

今回はBanffではなく、そこから車で15分ほど離れたCanmoreという街に泊まり、移動はレンタカーを利用していました。ただ、個人的には、Banffダウンタウンにある宿に泊まったほうが良いと思います。カナダまで来てセコイこと言うなよ、と言われそうですが、Banffは国立公園なので、入園には1日$14掛かるし、スキー場もBanffからのほうが近いし、お店も多く、結局食事もBanffでとることが多かったので。

     
  1. Norquay (ノーケイ)
  2. 到着翌日(スキー初日)は、あいにく曇り空で気温もかなり低め。移動疲れもあったので、一番近いノーケイに行くことにしました。出足が遅れたので、1日券ではなく、2時間以上から30分単位で指定可能な「時間券」を利用しました。短時間でパッと滑りたい人にはありがたいシステムです。

    3-4本のリフトが麓から出ていて、頂上まで上る、というシンプルな作りですが、向かって左側はコブだらけ、上級者コースしかありません。左から2本目が一番簡単で初心者が多いので、自信がない人はここがオススメ。中級者は、右の2本、とりわけ一番右が滑りやすいと思います。その二つも、一番上は結構斜度がきつかったです。人が少ないし、雪質が良いので、滑りづらくはありませんが、初日から「カナダのスキー場はレベルが高い」ことを見せ付けられました。ただ、カナダで滑っている人は、当然上手な人が多いのですが、それほどうまくなくても、「細かいこと気にするなよ」と言わんばかりに、転んでもへっぴり腰でも、フォームを気にせず、とっても楽しそうに歓声を上げながらガンガンスピードを出して滑っています。それでも広いので、人とぶつかる心配はなさそうです。

         
       
    ▲ランドル山  
         
    ▲ダイヤモンドダストが煌めく(寒い)  
  3. Lake Louise (レイク・ルイーズ)
  4. 2日目は少し青空が見えていたので、眺めが良いと評判のレイク・ルイーズへ。ここは駐車場もむちゃくちゃ広く、人も多めです。ログハウス風の可愛らしいロッジを抜けると、思わず歓声を上げたくなるような綺麗なゲレンデが!

    ここは山頂へ行くには、大きく縦に2本リフトを乗り継ぎます。腕に(足に?)自信がない人は、下のリフトだけにしておくほうが良いと思います。山頂へは、Summit PlatterとTop of The Worldという二つのリフトが出ています。一番標高が高いのはSummit Platterですが、股の間に棒を挟んでフリスビーみたいなお皿にお尻を乗っけて進む式のリフトで、「これでここを登るの?!」と目を疑いたくなる急斜面を豪快に登るので、乗ってる間にちょっと疲れます。そして、眺めはTop of the Worldのほうが断然良いです。また、裏山もあり、Summit PlatterあるいはTop of The Worldを降りて反対方向へ向かうことができます。ただし裏山は上級コースが多く、中級以下の人はずっとひたすら迂回路みたいなコースしかないので、私達は今回は行きませんでした。

    麓にいると空には雲が掛かっているのですが、リフトに乗っているうちに、雲の上に出て行くので、晴れた山頂から眼下に雲を見下ろすことができました。「世界の天辺」というか、浮世を離れて「あの世」に来てしまったのではないかと思うほどの美しさでした。あまりにすごい景色だったので、ムービーを写してきました。5Mぐらいあるのでそのうち消しますが「見てやっても良い」という奇特な方は、こちらをクリックしてご覧ください。

    ここも、特に上のリフトは雪質が最高でした。また、中盤には、広々としていて斜度がそれほどきつくないところがあり、まさに「ゲレンデ独り占め」状態!自由に滑ることができてとても気持ちが良いです。


    ▲ロッジ前からゲレンデを眺める
     
    ▲誰もいないゲレンデ

    ▲迎春 明けましておめでとうございます(2005年元旦)  
  5. Sunshine Village
  6. 最後はSunshine Villageへ。この日が一番天気が良く気温も高かったように思います。麓にはゴンドラの駅だけがあって、イキナリ2000メートルぐらい登ります。Goat's Eyeという山へ行く場合は途中下車してリフトを乗り継ぎ、残り二つの山(LookoutとStandish)へ行くには、ゴンドラを終着駅まで乗ります。

    Goat's Eyeが最も標高が高く(2,800m)、眺めも良いそうですが、ここは殆どコブコブで垂直に落ちてきそうな上級者コースばかりで、中級者は迂回路しかないとのことだったので、今回は行きませんでした。また、Standishが一番斜度がゆるいので、初心者には良いと思いますが、そのため一番混んでいるし(と言っても日本のスキー場に比べれば混んでいるうちには入らないであろう。リフト待ち5分程度とか、そういうレベル。他は全く行列の必要がない)、コースの上の方がやや狭くて窮屈な感じがしました。一番気に入ったLookoutは、やはり2,700メートルぐらいの標高があり、2本のリフトを乗り継いで一番上まで行きます。見渡す限りの大雪原。回りの山々を見渡すのは本当に気持ちが良く、「カナディアンロッキーサイコー!」と叫びたくなります。しかもコースがどこまでも広がっています。上のリフトは、斜面の真ん中がコブに覆われていて「こんなにコブができるまで、どれだけの人が滑ったのか…」と、思わず先人の苦労に思いを馳せたくなるほど、縦にも横にも長くコブの波が広がっているのですが、コブがない端っこの斜面だけでも、お釣りが来るぐらい広いのだから、Sunshine Village恐るべしです。

           
       
    ▲どこまでも広がるゲレンデ  
         
    ▲文字通りの独り占め  
     
    ▲あ~楽しかった!(3日分の疲れが出てややヨレヨレの後姿)

3箇所回ってみて、滑って一番楽しかったのはSunshine Village, 眺めがサイコーだったのは Lake Louiseです。この2箇所は広いしコースも長く(最大滑降距離8キロとか…体力のない私にはとても一気に全部は滑れない)、全部滑りきれなかったぐらいなので、次回行くチャンスがあればまた行きたいです。Norquayも良かったですが、初心者が滑りやすいところが少ないので、時間が限られているとか(他のスキー場は半日券か一日券、あるいは複数日券しかない)ガンガン急斜面を攻めたい上級者にはオススメです。

余談ですが、私が普段乗っている自分の板は10年以上前のニシザワ(但しレディースでは当時の最上位機種)です。カービングが流行る前なので、自分の身長より長いんですが、かなり乗り慣れているので愛着もあるし、特に不満もありませんでした。が、カナダに来て、それより古そうなウェアを着ているカナダ人ですら、板はかなり新しく、皆短いカービングの板だというのに軽い衝撃を受け、実は最終日は、レンタルして初めてカービングに乗りました。そして「新しいスキーはこんなにラクに回せるのか」と2度目の衝撃を受けました。私はずっと古いスキースタイル、自分の足でしっかり蹴り込んで板をたわませ、その反撥で回転する、という滑り方をしていたので、それに比べると、カービングは、乗っているだけで回転するし、簡単に切れ上がるのでエッヂングのことを考えなくてもアイスバーンでよろけることもないので。勿論、古い板でも本当にうまい人なら全く問題ないかと思いますが、別にプロを目指しているわけでもないんだし、今や バッチテストも皆カービングで受験する時代なのですから、意地を張らずに技術の進歩を受け容れよう、と思いました。ただ、アメリカ・カナダのスキー場はレンタルが安く($30前後)割と新しくて良い道具を貸してくれるので、それほど頻繁に乗らない人なら、敢えて自分の道具を買わず、レンタルで十分だと思います。

カナダでスキーに来ているのは、圧倒的に上手な人が多いです。なので、スキー場も比較的上級者向きのコースが多いですし、中級者コースでも「これが本当に中級?!」と言いたくなる斜度だったりすることもあります。でも、日本と違って、みんなが最新のEquipmentを身に付けているわけでもないし、それほど上手じゃない人もいるけど、みんな思い思いのフォームで、伸び伸び楽しそうに滑っているのが印象的でした。

次回は水着持参でアフタースキーは温泉に行くぞ!!


Season's Greetings

アメリカは、明日が祝日なので、既に今週始めから休みという人も多いようです。私も明日からお休みをいただき、ちょっと旅行に出かけてきます。年内はおそらくこれが最後の更新になると思います(気が向けば旅行の合間に何か書くかも)

2004年は、公私共に本当に色々なことがありました。色々な方にお世話になりましたし、色々な方からたくさんのことを学ばせていただきました。ブログを通じて全く面識がなかった人と知り合いになり、実はリアル世界でも友達の友達みたいな関係だったことが分かったり、会った方が、実は会う前からブログを読んでいてくださっていたり。ブログの社会的意義、みたいな難しい話はさておき、私はブログやってて良かったことがたくさんありました。読んでくださった方、感想を寄せてくださった方、そしてオフでお世話になった皆さん、本当にどうもありがとう。

それから、「書き続ける」ということは、人との出会いのみならず、自分自身が「良いと思えるもの」を見つめなおしたり、自分の考え方・行動・人に接する態度を反省する良い機会にもなりました。

お蔭で、自分がどんなことを面白いと思うのか、何をやってみたいのか、少しずつ見えてきたので、来年は(今年も少しずつそうなってきたとは思うけど)ブログを通じて表現することは勿論、行動する年にしたいなと思っています。

今年もお世話になりました。来年もどうぞ宜しくお願いいたします。
皆さんも、どうぞ良い年をお迎えください!!


Zion and Bagdad Cafe

先週はThanksgivingのお休みだったので、ザイオン国立公園と「バグダッド・カフェ」に行って来ました。4泊5日で合計1,500マイル(もちろん運転は夫と交互に)ほど走りました。街から一歩車で外に出ると、「アメリカってむちゃむちゃ広いんだなあ」「殆どの場所は田舎なんだなあ」と痛感できるので、面白いです。

気楽な気持ちで訪れたヨセミテでアメリカの国立公園の魅力に取りつかれ(こういう日本人は西海岸には多いと思う)以来、休みといえば国立公園へ行ってるような気もしないでもないですが、今ではてくてくのんびり歩くだけなら(岩登ったりはできません)3-4時間のコースは踏破できるようになりました。

Zion1_4 ザイオンへはお正月休みにも行ったのですが、前回は雪と氷で道も悪かったし、トレッキングコースも閉ざされているところが多かったので、今回はかなり楽しめました。
Zion4_1 Hidden Canyonと言われる見どころへ行くコースは、「高所恐怖症の人にはオススメしない」と注意書きがあったので、一体なんで?と思ったら、こういう道のりでした。

グランドキャニオンは、普段着で来てパノラマ景色を楽しんで帰る人と、谷底まで1日がかりで歩いてキャンプして帰って来る気合の入った猛者と、両極端な観光客がいるのが面白く、とにかくそのスケールのでかさに圧倒されますが、ザイオンは、もっと自然を身近 で感じられます。草木や湖(というか水溜りに近い)の息吹を感じられるのも清々しいです。

田舎へ行くとどうしてもこてこてのアメリカンな料理が多くなるので、胃がもたれがちなのが玉に瑕ですが、ザイオンのお膝元には、Zagat Ratedな店が2軒もあることが判明。うち1軒へは行ってみましたが、ハーブや野菜の味が活かされていて、なかなかおいしかったです。

帰りがけ、ちょっとだけ(片道20マイルほど)寄り道をして、ルート66へ。 映画「バグダッド・カフェ」が撮影された店が実際に存在する!ということを最近知り、今回の目的地に近かったので、行ってきました。

バグダッド・カフェ 完全版
マリアンネ・ゼーゲブレヒト パーシー・アドロン

紀伊國屋書店
2003-04-25
売り上げランキング 998
おすすめ平均


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

うだつのあがらない冴えない面々が、まるで互いの傷を舐め合うかのように寄り添っているバグダッド・カフェ。モハベ砂漠の真ん中にぽつねんと枯れ木のように存在していたモーテルが、あるドイツ人女性の登場で、まるでオアシスのように瑞々しく息づき始める…というハートウォーミングなドラマです。

主要な登場人物は10人程度だし、舞台はひたすら砂漠、そして荒れ果てた一軒のモーテルという非常に地味な映画なのですが、砂漠の黄色や夕日の赤、真っ青な空という強烈な色彩のコントラストが美しく、ヨーロッパ映画らしい、独特の温かい余韻を残してくれます。ちょっと心がパサパサした時に観ると「人生って、そんなに悪いものじゃないよね」という気持ちになれる(笑)ので、オススメです。

現地へ行って見ると、店の前に給油機とタンクがないぐらいで、映画の世界そのままでした!

Bagdadcafe1

オーナーは、映画と正反対のとっても愛想の良い白人女性で、ゲストブックや世界中から来たお客さんからのハガキや写真を見せてくれました。ゲストブックを見るに、映画「バグダッド・カフェ」が人気を博したのはフランスと日本、そしてヨーロッパ(ドイツやベルギー)だったようです。店内には、なぜか宮崎県方南町(だったか、川南町だったか、記憶曖昧…)の地図まで貼ってありました。

渋滞さえなければ、ラスベガスから車で片道2時間くらいだと思うので、ベガス方面へお出かけのヨーロッパ映画ファンはぜひ一度訪れてみてください。夫が学校の友達から貰った「地球の走り方」という本(なぜかアマゾンでは見つからない…)の、超大雑把な地図で行きましたが、周りにホントに何もないので、道に迷いようがないです(笑)暖かい日なら、バイクやオープンカーで走るのも気持ち良さそうです。


夫の渡米が決まりました

突然のお知らせですが、9月から夫がこちらの大学に通うことになりました。UC BerkeleyのExtentionに参加が決まりました。何を勉強するのかとか、その辺は本人がそのうちレポートすると思いますので、私からは「もうすぐ彼がアメリカに来る」ことのみご報告しておきます。アメリカの大学に通う、というのは、滅多にできる経験ではないと思いますし、私が既にこちらに住んでいて、ビザや生活費のサポートが私の会社から受けられる、この絶好の機会を活かさないのは勿体無い、ということで、思い切ったようです。

#夫は私の扶養家族として渡米するので、そのための社内調整が色々大変でした。。。Blogの更新が滞っていた理由の一つも、それだったりして。ただ、女性社員であっても、配偶者を扶養すると言えば、男性が奥さんを扶養するときと同じ待遇が受けられるので、それはありがたいことです(っていうか、まぁ、男女平等なんだったらそれが当たり前と言えば当たり前ではあるのですが)。

そんなわけで、もうすぐ結婚4周年、うち2年は私の海外勤務のため別居生活を余儀なくされておりましたが、もうすぐ 2年ぶりに夫と同居(…っていうのもなんかすごい書き方ですが)することになりました。アメリカに来てからはずっと独り暮らしだったので、なんだか不思議な気分です。先の引越しも、実は、同居家族が増えるので少し広い部屋へ移ったのでした。

元々うちは、夫婦で小難しい話をすることが多かった(対話の中で互いの考えを深める)のですが、別居でそれができないので、しょうがなく(?)文章書いて、それを夫だけじゃなく他の人にも分かるように、とまとめて、アップロードしていたのがこのBlog、という感じなので、夫と同居することで、一体このBlogはどうなるのか、書いてる本人もドキドキしています。

転勤はしても依然同じ会社で働き続けている私に比べ、彼はこちらの学校に通って、新しい生活を始めるわけなので、彼によってもたらされる新しい世界・情報に触れて、また、同じ物事を見ても、違う目からもたらされる視点が、これからは常に横にあるということで、自分にとってもきっと新しい発見がたくさん出てくるのではないかと、楽しみにしています。夫にとっても、今回の渡米が、語学力を磨いたり、見聞を広げる、良いチャンスになれば良いな、と願っています。

これまではシリコンバレー在住単身赴任駐在女性Bloggerということで応援してくださった方もおられるかもしれませんが(…いるのか?) 今後は、シリコンバレー駐在夫婦Bloggers(但し、駐在員は妻で、夫が学生)として再出発をはかろうと思いますので、今後とも宜しくお願いいたします。

でも、2人で隣り合わせに机に並んで、それぞれ自分のiPodで音楽聴きながらパチパチとBlogを書く(そして互いにTrackbackを打ち合う)というのは、「怖いから、やめてね」と言われるまでもなく、やりません。