After a long vacation
The next-big-thing is CLOUD (English version)

The next-big-thing is CLOUD

(English here)

久々に自分のブログを読み返した。

当時は全く想像してなかったことが起こったり、想像していたのとは規模は違ったけど方向性としてはまぁまぁ当たったり、ドンズバに当たったり、2年の間に色々あったなあ。過去の予測/分析の検証と、コンピューター・ハイテク業界の今後について、今思うところを書いておく。

  • コンピューターやソフトウェアは、生態系やアーキテクチャーが大きく変化する時期を迎えているのではないか、と、2006年12月に書いた。「どう」変わるかについては、当時は予想できなかったが、今は、おそらくクラウドコンピューティングだと思う。(クラウドは、ものすごく重要な概念だと思うので、別のエントリで改めて書く予定)
  • PC市場は、今後ますますオペレーション競争の様態を増すだろう。アジアでの設計/組立がメジャーになっており、米国メーカーの強みは顧客接点とブランドに絞られて来ていると、2006年9月に書いた。3年経った今、「ネットブック」が市場を席巻している。またこのカテゴリでは、Asusやエイサー等の台湾企業が自社ブランドで商品を販売し、急激に台頭した。この流れはしばらく続くだろう。PCが今後取りうる高付加価値化は、現時点ではタッチパネル技術ぐらいしか思いつかない。
  • 近未来(注:2009年9月現在では「既に起きている未来」と言ってもいいかもしれない)のライフスタイルは「どこでも・どんなデバイスでも、自由にコンテンツを表示・利用する」に向かう。また、この分野において、最も統合的なビジネスモデルを構築しているのはAppleだ、と2006年11月に書いた。この分析は大きくは当たっていたが、当時は、iPhoneがここまで破壊的イノベーションとなりうる存在になるとは、思っていなかった。まぁ、Appleが、そのうち携帯電話機を発売し、ポータブルコンピューターとしても活躍するかもしれない、とは薄々想像していたが、音声コミュニケーション(電話)、そしてゲーム産業にも相当インパクトがあるだろう端末としての売れ行きだけ考えてもすごくて、2009年は2,700万台出荷の予測なので、NokiaやSamsung, Palm, RIMといった既存プレイヤーに与えた影響は大だと思う。ちなみに、日本で販売された携帯電話は2008年度で4,000万台くらいらしい。。。同社は、今後更に、タブレットPC的な商品を出して電子ブックにも触手を伸ばすのでは、と噂されているが、MacBookやiPod、iPhoneといった同社の一連の商品ラインナップを整理する一環で、今は(私には)予想もできない、何か新しいコンセプトを打ち出してくるような気もする。IntelがAppleのリクエストに応えて高速かつ汎用的なインターフェースを開発するというLight Peak計画もその一部では。Appleに関しては、最近改めてイノベーターとして「市場(再)定義力」に注目しており、別途書こうと思っている。
  • エンタープライズ市場を考えると:まず、サーバ分野の企業では、Sun Microsystemsが厳しい、と予想していたが、同社はその後Oracleに買収されてしまった。これは、クラウドコンピューティングという、ハードウェア/ソフトウェアの市場構図の変化の一部と私はとらえている。だが、Sunを買ったOracleの今後に関しても、それほど楽観はできないと予想する。2006年9月時点で、Oracleは「既に主力のDB製品の成長が低下し、M&Aでアプリケーション製品ラインナップを拡張して既存顧客の囲い込み」という成熟企業の特徴を示していたが、その傾向が近年更に増しているからである。次に、Hewlett-Packardは、(1)サーバ、PC (2)ソフトウェア、システムインテグレーション のいずれかを強化してくるのではないかと分析していたが、2008年のEDS買収のように、経営資源の振り具合から推測するに、(2)に近づいていると思う。しかし、そこで生じるIBMとの競争をいかに戦っていくのかという点については、現時点では私はまだ分析できていない。それにしても、サーバ、アプリケーション、サービス、と、Oracle/hp/IBMのガチンコ勝負は明らかで、ハードウェア〜ソフトウェアの市場の切れ目が変化していることを強く感じる。
  • とは言え(私の現業でもある)ソフトウェア。日本市場は停滞気味?と感じることが多いが、少なくともアメリカ中心にみた場合、まだ健全に成長を続けており、2008年の市場規模は、$451.8 billion worldwideというのがSoftware Magazine (The Software 500)の分析。インド企業の成長が著しい。

大きな変化の渦の中には、まだ書き切れていない企業が色々ある。Amazon, Google, Microsoft, 等。ほかにも、Salesforce.comとか、そもそもブログでカバーし切れていない企業もあるが、またいずれ。

ちなみに、ブログを書いてなかった間に買った本・読んだ本は、Amazonで買ったものだけでも50冊くらいあるのだけど(カウントしてみてびっくり。。)その中でも、最も強く印象を受けたのは、「クラウドの衝撃」でした。

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