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Apple Pie

アップル繋がりでエントリ!(ちょっと苦しいか。。。)

実家から、おいしい食べ頃のリンゴが大量に届きました。(注:私の実家がリンゴ農家というわけではなく、母が色々なものを娘に送るのが好きな人なのです)

普通に食べるだけでは追いつかないので、とりあえずパイを焼きました。しばらくリンゴを使った料理攻めが続きそうです(昨日の夕食はリンゴサラダ)お菓子に使うリンゴとしては、紅玉やアカネのような固めで酸っぱい種類のほうが合うと思いますが、普通のでもなかなかでした。

「日本にはあるけどアメリカにはないもの」「アメリカにはあるけど日本にはないもの」それぞれ色々ありますが、日本に帰ってきて「便利だなあ」と思ったのが冷凍パイシート。アメリカは、あんなに冷凍食品が盛んなのに(でかいスーパーでは列3つぐらい冷凍食品の入った巨大フリーザーが並んでる)なぜかパイシート相当のものがなかったのです。

逆に、「日本にもあればいいのになぁ」と思うのが、Trader Joe'sのピザの生ドウ。これを麺棒で伸ばして、チーズやトマト等、具を載せてオーブンに入れるだけで熱々の焼き立てピザが食べれるので、とっても便利。冷凍ピザが売ってるぐらいだから、生ドウも売っててもいいのに。。。と思うのですが。


Apple

アメリカでは勿論だが、日本では、Apple Computerという会社は相当人気がある。
というか、少なくともブロガーコミュニティでは熱烈な信者が多いらしく、SV在住日本人人気ブロガーの方(って、むちゃくちゃ限定されるやん…という突っ込みはナシで)からもAppleネタを書くとアクセスが増えると聞いたことがある。

さて、Appleについては、昔、Appleの描く世界観としてWWDCのSteve Jobsのキーノートの印象をまとめたことがある。読み返すと、あのカリスマぶりが蘇り、改めてすごい人だなあ、と思うと共に、当時抱いた、より良い・おしゃれなライフスタイルの提案、感性への訴求、ユーザーが実際にその製品を使う場面のストーリー作りのうまさ、といったAppleの強みが、果たしてどのように業績に現れているのか?という観点でみていきたいと思う。

Apple Computerの売上高は、2005年は約$14Billion。2001年から5年連続で増加しており(その前のデータは未確認のため、もしかしたらもっと長い間伸びているかもしれないが)、しかも、2003年の$6.2Billionから、たった2年で倍以上になっている。

セグメント別の売上高をみると、2004年までは売上の半分以上(2003年は2/3)をマッキントッシュが占めていることがわかる。2005年でも、iPod+iTunes Music Store関連の売上高は、マッキントッシュにはわずかに及ばないが、iPod+iTMの成長率は極めて高い(対2004年比で、200%以上)。ただし、サードパーティベンダ関連製品は、かなりの割合がiPod関連グッズだと思われるので、今日では、AppleのコアビジネスはマッキントッシュとiPod(関連ビジネス)の二本立てと言って良い。

マッキントッシュのパーソナルコンピュータ市場におけるシェアは4%と言われており、マッキントッシュの単価は年7%程度ずつ減少している。コンピュータ部門の内訳を見ると、2003・2004年はポータブル型のほうが割合が大きいのに対し、2005年ではデスクトップが盛り返している+ユニットあたりの単価が下落していることから、Mac Miniの人気が高かったのではないかと思う。

Appleは近年、利益率も改善している。理由は、LCDフラットパネル、DRAM等の製品のプライシングに有利な状況があったこと、高マージンのソフトウェアの販売が増えたこと、販売 チャネルにおける直販の割合が増加したこと等 がアニュアルレポートではあげられている。個人的には、売れば売るほど加速度的に儲かるソフトウェアビジネス(Appleの場合はiTM)の伸びが大きく貢献しているので はないかと思ったが、セグメント別の利益率が公開されていないため、実態は不明である。

支出の部をみると、R&Dの絶対額は増えている(2005年は$534Million)が、対売上高比は徐々に下がり、2005年は4%に留まった。販売管理費は、20%前後から13%まで減少している(2005年は$1,859Million)

今回は、所謂「コンピュータ(PC、サーバ)」の市場の一角を占めるApple、について捕らえるのが主な目的なので、iPod+iTMビジネスについてはこれ以上掘り下げない。ただ、定量的な分析ではないが、iPodが、Windowsユーザのマッキントッシュへの"SWITCH"を促進した面はあると思う。Appleがマッキントッシュを捨てることは当面はまずないだろう。市場No. 1になることはなくとも、シェアを今よりも伸ばす可能性はあると考えている。

マッキントッシュを家庭のデジタルHUBとし、Airmacでデータを飛ばせば、パソコンでもiPodでも、好きな音楽をどこででも聴ける。Appleが提案しているのは、「ソースはひとつ。どこでも・何ででも見れます・聴けます」というライフスタイルである。ビジョンを具体的なイメージにして見せる能力の高さ(消費者とのコミュニケーション能力、訴求力)また、ハード(マッキントッシュ、iPod)やソフト(iTunes)といったインフラに加えて、コンテンツ流通基盤とコンテンツ自身を有する点が、コンピュータ業界の競合他社にはない強みである。

アメリカでも光ファイバーがようやく入り始めたこの頃、音楽の次はビデオのス トリーミングだろう、と誰もが考えただろうが、このタイミングでJobsがDisneyのボードに座ったことに注目したい。

それにしても、Pixarを買収したのはDisneyだと言っても、Steve JobsがDisneyのボードに座り、しかも最大の個人株主のポジションについたということで、いったい、DisneyがPixarを買ったのか、JobsがDisneyを買ったのか?Appleは、明確にターゲット顧客をクリエイター(デザイナーなど)と学校・学生に絞っているので、納得度の高い縁組みだと思った。



(※データは同社の2005年度アニュアルレポートによる)