Previous month:
August 2004
Next month:
October 2004

第五の権力 アメリカのシンクタンク

日本に帰っていた間に「SVJEN日本支部結成準備集会」(と言うと何だかすごそうだが、実態はただの飲み会…)に参加して来ました。

日本にいながらSVJENに協力してくださるボランティアの方々、ベイエリアでの活動を経験して日本に帰った方々や、日本での今後の活動に興味がある、あるいは今やっている活動とSVJENとの間で何かできそうな方々に声を掛けさせていただいたら、聡明で前向きなエネルギーに満ちた人が一堂に会して、とても刺激的で楽しい一夜になりました。

「日本の野球選手にとって、メジャーリーグ移籍が自然な選択肢となったように、ビジネスパーソンにとっても、シリコンバレーへの転職あるいは起業という選択肢がもっとメジャーになっても良いのではないか?」「シリコンバレーが起業に適した土地だというなら、シリコンバレーで日本人が起業した会社が日本に逆輸入される、というやり方が、日本の商習慣や雇用慣習に風穴を開ける一つの手段になるのではないか?」などなど、キャリアやITの話は勿論ですが、政策や教育といった広い観点で、話は大いに盛り上がりました。ボランティアやってると大変なこともあるのですが、こういう、素晴らしい人との出会いが一番の財産だなあ、と、改めて思いました。

非営利団体としてのSVJENが、今後何ができるんだろう?と考えながら読んだ、もう一つの非営利団体の形がこちら。
第五の権力 アメリカのシンクタンク

「三権」と言えば、立法・司法・行政ですが、第四、第五の権力とは一体何でしょう?(答えは最後に)

アメリカにおける政策形成・実行のプロセスとそれを支える人材供給に、どのようにシンクタンクが貢献しているか、について書かれた本です。

多くのアメリカのシンクタンクが、財産家の多額の寄付(大金持ちの存在、寄付という行為に対する規範的・税制的な考え方の違いが日米では存在する)によって支えられている「非営利団体」である、ということを、私はこの本を読むまで知りませんでした。

非営利団体、と言っても、自分達だけで象牙の塔に篭って研究に邁進するだけではなく、実務家との盛んな人材交流の様子(本では「回転扉」と表現されるほど)についても詳しく書かれており、即戦力になりうるアウトプットを生み出そうとする迫力や気概を感じました。また、保守系・リベラル系と、比較的特定の政党に近い政策を打ち出すシンクタンクもあるようですが、どちらにも肩入れせず中道を行くのが現在は主流らしく、そのタイトロープを泳ぎ切るには、高度な政治的バランス感覚や経営手腕が必要ではないかと思いました。

アメリカのシンクタンクのホームページでは、年齢・性別などを入力すると、幾ら払う必要があって、幾ら年金が貰えるのか、シミュレーションまでできるというヘリテージ財団のホームページ事例が紹介されており、また、各シンクタンクでは、それぞれ現状の政策に対する代替案も示されている(らしい、実物は未確認)一方、日本では、「年金未納問題」が世間を騒がせ、政治家ですら正確に政策を理解しきれていない実態が露呈するなど、強烈なコントラストとなっています。

トータル的には、「アメリカ政治の裏表~影の立役者・シンクタンク」という感じで、読みもの的に読むと面白い本だと思います。日本の年金未納問題や、アメリカ大統領選、というタイミング・時流にも合っていますし。

私は、そもそも政策がどのように形成され、実行されるのか、現状どのような課題があるのか、あまりよく知らず、従ってシンクタンクの具体的な成果やそのインパクトについてもイメージが掴みきれていないので、「シンクタンクこそが打開策である」という「シンクタンク・ジャンキー」の気持ちはまだよく理解できないところもありますが、政治家でも学者でも公務員でもなく、かといって民間企業でもない立場から世の中を変えようとする動きの存在、という意味で興味深く読みました。また、非営利団体の運営手法などについても、学ぶところが多くありました。

ちなみに著者の横江久美さんは松下政経塾(これもある意味非営利団体でシンクタンク的?)出身でご自身もPacific21というシンクタンクを主宰。文体は骨太で非常に読みやすかったです。

Continue reading "第五の権力 アメリカのシンクタンク" »


アドバイスの聞き方 (SHIHOスタイル)

実は先週、休暇で日本に一時帰国していました。

期間が短いので、残念ながら、あんまりたくさんの人とは会えなかったのですが、その中の1人からいただいた本が「SHIHOスタイル

モデルさんって、一体どういう生活をして、どういう仕事なのか、実はあんまりよく知らなかったのですが、よく考えてみたら分野は違っても、同年代の働く女性なので、その言葉には共感するところがたくさんありました。


  • オーディションに通るコツは、ある。
  • 何かがダメなのは、自分に「足りないもの」があるからである。
  • モデルの「華」は、その人が自分の考えを持っているかどうか、どういう生き方をしているかで決まる。
  • 撮影(仕事場)の雰囲気が良くなるように気を付ける。

その可愛くて明るい笑顔で同性に支持される彼女も、かつては、その「普通っぽさ」がコンプレックスで、外国人モデルに憧れ「もっとお洒落な、ファッションっぽい仕事がしたい」と、スランプに陥ったそうです。事務所を変わる覚悟で社長に直談判までした彼女は、持ち前の可愛らしさ以外の武器を身に付けないと次のステージにはいけない、という社長の厳しい指摘にめげることなく、自らの魅力―自分の「引き出し」の再定義に挑んだのでした。

宣伝用の写真を撮り直す。やりたい雑誌社に顔見せにいく。カメラマンに挨拶にいく。オーディションに応募する。「どの服を、どういうシチュエーションで着た時、どういうポーズ、どういう服の見せ方をすれば、服が生きるか」を考えながら雑誌を読む。

彼女の職業を、自分の肉体とファッションを通じて、ライフスタイルを表現・提案することである と定義するなら、文章や情報、具体的な製品を通じて、新しいライフスタイルを提案する、マーケターの仕事と、根っこのところでは共通するところがたくさんあります。自分の「引き出し」にするつもりで雑誌を読む、などというのは、まさにその通り。

印象に残ったのは、著者・中谷彰宏が分析する、SHIHOさんの魅力の秘密の一つは「吸収力」である、ということでした。

周りにいる、色々な人が、それぞれの価値観で、色々なことを言うけれど、「社長は、いつもいいこと言う」「社長に言われたことは、まずは1度は試してみる」そして、自分の体験にひきつけて、自分のモノとして語れる、というのは、アドバイスを聞く力を持っている、ということなのだろうと思います。

これは、簡単なようでいて、とても難しいことです。

良薬は口に苦し、というように、得てして、真実を突いた言葉ほど、耳に逆らうからです。
私から見て、アドバイスを聞く力を持っている人は、自分の力―足りているところ、足りないところ―を理解し、足りないところを、どうやって伸ばそうか、と常日頃から考えている人 だと思います。

昔の上司に、成果物を他の人のと比較されて、思わず膨れてしまったことがあるのですが、その時に、「成長し続けたいなら、自分より優れたものを持っている人に出会ったら、その人の得意技をどんどん盗み取れ」と叱咤激励され、はっと目が覚めたことがあります。完璧な人なんていないのだから、成長するには常に学び続けなければならないし、自分の足りないところを指摘されたぐらいでいちいちヘコんでいては身が持ちません。

「アドバイスの聞き方」と対になる話として、他人に受け容れられやすい「アドバイスの言い方」についても、色々考えさせられた本でしたが、「言い方」については、またいずれ。

この本は、仕事と恋愛のバランスに悩んでいる働く女性や、そういう悩みを持つ女性を彼女・奥さんに持つ男性、モデルや向上心ある女性と付き合ってみたいが、そういう彼女が何を考えているのか知りたい、という男性にもオススメです。

Continue reading "アドバイスの聞き方 (SHIHOスタイル)" »


どうなる米国の労働市場 (2)

どうなる米国の労働市場 では、

アメリカの全労働者は1億人程度だそうである。労働者の年齢を18-60歳と仮定して42年で割ると、一年次あたり240万人弱(2.4%)となる。失業率は、全米一高いと言われるシリコンバレーで7-8%というところなので、単純に考えて、3年間の自然減の後は失業者がいなくなる計算になる。更に、50代後半はベビーブーム世代なので絶対数が多く、数年後には、熟練労働者の数が圧倒的に足りなくなるだろう という議論を友人から紹介された。

しかし、実はコレが思ったほど大きな影響にはならないのではないか?という記事がありました。

Staying Power (Computerworld)

According to recent research by the American Association of Retired Persons in Washington, 80% of baby boomers plan to work at least part time during their retirement.

なんと、8割のベビーブーマーが退職後もパートタイムで働き続けたいと考えているそうです。

The Los Angeles Times recently reported that 23% fewer students are enrolling in computer science programs that would prepare them to take over key IT positions. Meanwhile, the U.S. Department of Labor is forecasting a 46% increase in the number of jobs for computer software engineers between 2002 and 2012.

コンピュータサイエンスを専攻する学生の数が減っている、という記事は、以前NY TimesにもSan Jose Mercuryにも出ていたので、おそらく全米的なトレンドですが、この分野での求人が大幅に増える予測とのギャップが、ベビーブーマーの「現役続行」の追い風になるかもしれません。

The top three things on companies' to-do lists should be to assess their own worker demographics and map out their retirement trends, then figure out what incentives they'll offer people to get them to stay and how they plan to transfer knowledge from these experienced workers to new workers

いずれにせよ、スキル・ナレッジを会社から失わせないために、熟練労働者といかに付き合うかは、今後の米国企業にとって一つの経営トピックになりそうです。


成功する人のマインドセットとは

シリコンバレーに来てから、自ら起業したり、日々頑張っている方々にお目に掛かるたび、「成功する人のマインドセット」というものはやはり存在する、と思わずにはいられません。

松下幸之助は、政治家に必要なのは「運と愛嬌」である、と言ったそうです。

これは、私財を投じて作った松下政経塾の塾生選抜の基準として語られたもののようですが、同じことが、政治家のみならずビジネスパーソンでも言えるのではないか、と最近思うようになりました。

私が直接見聞きしてきた起業家や、「成功しているキャリア(傍から尊敬を持って見られるようなポジションで、本人も楽しんで仕事している)」の方の範囲内での分析なので、アカデミックでもなければ定量的でも全くありませんが、幾つか印象的だったことを書いておきます。


  • 出発点から意識的・戦略的に今日のキャリアを築いてきた人はあまりいない

    直接自分から質問できるチャンスがあると私が必ず聞いてしまう質問がこれ。

    「就職した時から、今のような仕事をしようと思っていたのですか?大学時代の専門と今のお仕事とは直接的に関係がありますか?」「今のお仕事で達成したい目標、あるいは3年後こういうふうでありたい、というイメージはありますか?」

    殆どの人の答えは、「本当はこういうことをやってみたいと思ってその会社に入ったが、配属先は全然違うことをやっている部門だった。でも、やっているうちにだんだん面白くなって、気が付いたら今の会社を興していた」

    キャリアの8割は偶然で決まる (*) 、という話を 高橋俊介「キャリア・ショック」で読んだことがあります。

    * 計画された偶然理論 (Planned Happenstance Theory): 変化の激しい時代には、キャリアは基本的に予期しない偶然の出来事によってその8割が形成されるので、個人が自律的にキャリアを切り拓くためには偶然を必然化する、自分にとって好ましい変化を起こすプロセスが必要である、という理論

    たまたま、人事部や上司が、その人も気づいていない潜在的なポテンシャルを読み切って適切な配属をあてたのか、あるいは、その人の「その時自分の与えられたミッションを精一杯遂行し、高いスキルを身に付けて行く」貪欲さ・前向きさ、といったマインドセットが幸運の女神を微笑ませたのか、それは私には分かりません。

    ただ、「その人の潜在的な向き・不向きに配属が合っていた」というのは、結果を見たからこそ言える話であって、それを「運が良かった」と思うかどうかは、本人次第のようにも思います。であれば、「自分は運が良い」と思っている人こそ強運の持ち主 といえるかもしれません。

    ちなみに、私が上述の質問をする理由は、自分自身、まだ意識的・戦略的に「この専門分野で」と腰が座っていないからだったりします。私はどちらかと言うと、自ら主体的に「こういう仕事がやりたい」と言ってその分野のスキルを構築して行って仕事を勝ち取っていく、というよりは、その時々のアサインメントの中で自分なりの課題を見つけて取組み、そこで身に付けたことが次のアサインメントの呼び水になっているタイプ(少なくともこれまでは)です。

  • 言語能力が高い

    シリコンバレーという土地柄なので、私の周りにいるのは圧倒的に理系出身の人が多いのですが、一流の人ほど言語能力も高い と感じることが多いです。

    もう少し具体的に言うと、「相手の発言の内容、背景、意図を短時間で的確に理解し」「自分の意図を適切に相手に理解させる」力、というのでしょうか。

    専門分野の違う人に自分の仕事の内容を伝えるために、数字や身近な例を出して説明したり、年代の違う人と話しをしていても、相手の質問・発言の文脈を外さないので、会話のピントが狂わないのですが、これは、実はものすごく難易度の高いことだと思います。自分が言いたいことを明確に理解しているのは当然の前提として、相手が何をどこまで理解しているか、相手の知識に対する洞察が必要なので。

    この能力は、外国人に囲まれて仕事をしているため、背景の異なる相手とのコミュニケーションを円滑にするために必要に迫られて身に付いたものなのか、元々言語能力が高いから外国での仕事がうまく行くのか、どちらかは分かりませんし、両方かもしれません。

    ただ、エンジニアであっても、専門分野の知識・能力だけではなく、コミュニケーションスキルが重要であるというのは興味深い発見でした。

  • 愛嬌がある

    決して軽んじられているわけではなく、その能力や人柄に対する敬意は払われてはいても、どことなくお茶目で、気軽に話し掛けたくなる雰囲気、あるいは、他人を緊張させない雰囲気がある方が多いと感じます。

    シリコンバレーに来て驚いたことの一つは、トップエグゼクティブであっても、若い人に気軽に接していることでした。勿論、ビジネスの場面になると、にこやかに笑顔で握手を交わしていても、その瞳の奥底では相手を真剣に値踏みしているのはよくあることですが、なにせシリコンバレーは全体が一つの会社みたいなもの。「昨日の敵は今日の友」いつ誰にお世話になるか分からないので、処世術としてそう振舞っているのか、あるいはIT業界のメジャーリーガー同士の同胞意識・チームメイト感覚もあるかもしれません。

    (ちなみにこれは土地柄も非常に大きく、アメリカ全土がそういう雰囲気というわけでは決してありません…)

    いずれにせよ、(私自身は日本企業の駐在なので経験ありませんが、友人知人の話を聞く限り)性格的にも円満である、というのは、就職・転職の際にもじわじわと効いてくるファクターのようです。


仕事の上で直接何人もの人と接したわけでないので、あんまり専門知識・スキルとは関係ない話になりましたが、大久保幸夫「仕事のための12の基礎力」 にも、愛嬌は仕事の基礎力だ、と書いてありました。この本は「マーケとかアカウンティングとか色々勉強しているのに、何だか最近仕事がうまくいかなくて…」という人にオススメです。「いつ・どうすればそれらが身に付くのか」割と具体的に、しかもすぐ取組めそうなことが書いてあるので、たまに自分の仕事力の棚卸しをするのに良い本だと思います。


SVJENでの活動近況

一時は随分悩みながらやっていたSVJENでのボランティア(今も、あまりに自分の至らない点が多くて、毎日のように反省している)で、最近、かなり感動する出会いがありました。追々レポートしたいと思います。ホントは早く言いたくてうずうずしてるんですが。。。。

一言で言うと、まだ世に知られていないだけのすごい人は、世の中にたくさんいるんだなあ、ということ、そういう人を自らの力で見つけ出し、素晴らしいお話が聞ける、というのは、私のように、周りから色々な影響を受けて学ぶタイプの人間にとっては本当にありがたいことです。次は、自分が受けたその感動を、ぜひもっと多くの人にも伝えたい!!その一念が、今の私を動かす原動力になっています。

あ、それから、SVJENのWebチームでは、コンテンツ拡充のために、サブチャンプを募集中です!!現在、コラムコーナーが野放しなので、執筆者と今後の方針を打合せして、「先生、今度こういうの書いてくださいよ」と連載の方向をドライブしたり、原稿の遅い執筆者を優しく励ましたり、勿論、執筆者を新規リクルート、というのもやり放題(笑)という、連載担当者を大募集。実は、このポジションって、自分が興味のある人に、自分の知りたいことを書いてもらえる ので、そういうのが好きな人にはたまらないのではないか、と思うのですが。興味のある方はメールにて詳細をお問合せください。できれば簡単に自己紹介していただけるとなお嬉しいです。

※9月2日追記: 編集と言っても、「封筒持って、先生の家まで原稿を取りに行く」わけではないのですが(笑) できればシリコンバレー在住の方でお願いしたいと思っています。「これは」と思う人を見つけて、口説いて、継続的に二人三脚で良いものを作り上げていくには、日本からメールのみのリーチでは、ちょっと弱いので。あしからずご了承ください。

※9月11日追記: お蔭様で、ぴったりのかたに立候補していただくことができましたので、SVJEN Webチームのサブチャンプ募集については締め切らせていただきます。ありがとうございました!!


お蔭様で1周年

2003年9月1日にスタートした弊Blog「死んでしまったら私のことなんか誰も話さない」は、お蔭様で本日1周年を迎えることができました。

当初はマイプロフィールという無料サービスを使っていたのですが、誰に見せるというわけでもなく、本当にごく親しい友人にちょこちょこと紹介するぐらいで、マイペースに運営していました。なんでか、最近妙にPVが増えてきたなあ、と感じ始めたのが2004年に入った頃。2月には、「シリコンバレー日本人Blogger」の最高峰・梅田さんにご紹介を頂いて、一時は爆発的なPV(1日で4桁行きました…今でも我が家のレコードです…)を記録し、本当にビビりました

当時は「こんなマニアックなBlog、どこが面白いんだろう?一体、誰が面白いと思ってくれるのだろう?」と思っていたのですが、世の中には実に色々な趣味の方がいらっしゃるので(笑) 自分が面白い!!と思ったことを書いていれば、それを面白がってくれる人が必ず現れる ということが分かったのは、大変興味深い体験でした。

年度が変わってからは、会社でのアサインメントが若干変わったり、SVJENでのボランティアに燃えて、一時は「掛け持ち名人」と、ありがたいんだかありがたくないんだか微妙な異名を頂いていたり、人生いろいろ悩んでみたり(笑) 実は、1年やってきたと言っても、後半は更新ペースは非常に落ち、四半期レビューどころではなかったのですが、無理に「書かなきゃ」などと自分にプレッシャーを掛けることなく、書きたい時に書きたいことを書く、と開き直ってきたのがバーンアウトしなかった勝因かなあと思っています。

ちなみに、私のBlogをお気に入りに登録してくださっている方の中には、「ビジネス系・ハイテク系」として登録している人と、「日記系」として登録している人が両方いる、というのが、実は一番嬉しい です。というのも、ビジネスやITを通じて、自分の生き方を模索しているので。どちらにより強く共感してくれたかは、読んでくださる方が決めてくださればよいことだと思っていたりします。

間もなくもこちらに到着し、シリコンバレー暮らしの第二章が始まります。

これからもマイペースにBlogは続けていきたいと思っています。

インターネットのような場に投稿し続ける、という営みを1年も続けてこられたのは、ひとえに皆さまの温かい励ましのお蔭です。コメントやTrackbackをくださった方々、私信で感想をくれた方々、オフラインで「読んだよ」と声を掛けてくださった方々、そして、ROMとして毎日のように訪問してくださる方々に、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございます。これからも宜しくお願いします。

#ちなみに、1年目の今日、読んで「へええ」と思ったニュースは、月並みですが新型iMacです。どこでも、割と不評のようです。WWDCの時に新機種が登場しなかったこと、新機種が出てこないのに在庫がなくなってきていたこと、色々物議を醸してきたうえでの登場でしたが、いち消費者の超主観的な意見としては、「前のやつのほうが可愛かったかも」というのが正直なところです。ちなみに、Wall Street Journalだったか、San Jose Mercuryで引用されていたIDCのアナリストのコメントによると、今回のデザインの長所は、コストが削減できること とのことです。価格ではなく感性に対する訴求力と、それに共鳴する人々(顧客、従業員、デベロッパー)の高いロイヤルティがAppleの強みだと思っていたので、コスト重視の設計、というのは、ちょっぴり残念に思ってしまいました。価格は前の機種とほぼ同レベル、ただ、スペックは良くはなっているようです。