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建設業界の海外アウトソーシング

Blueprint for Outsourcing (The Wall Street Journal; B1)

Salt Lake Cityの新しい図書館建設では、"panelization" コンクリートのパネル2,000枚に落としこみ、メキシコ(メキシコシティ郊外)でパネルを生産し、それをアメリカに輸入して組み立てるという手法が取られているそうです。写真をお見せできればイメージがわきやすいと思うのですが、コロッセオかサンフランシスコ国際空港か、という感じの曲線を使ったデザインで、なかなかしゃれた図書館になるようです。

これは、まるで「墨俣の一夜城」ではないか…と思いましたが、それはさておき、やはり建設業界でも、海外アウトソーシングの理由は、熟練労働者の不足と、人件費が高いことだそうです。

アメリカの場合は、アウトソーシング先が隣合わせのメキシコで、おそらく道路や港湾のインフラも日本とは違うので、同じことが日本の建設業界に起こるかどうかは議論の余地がありますが、けっこう驚きました。

#色々、過去ログに貴重なコメントを頂いているのに、「へぇ~」系エントリですみません。


医薬品業界におけるイノベーションのパラドックス

イノベーションが企業の売上高に与える重要性が増している反面、企業側の認識は低く、イノベーションに対する取組みは不足している、というDeloitte Consulting の分析を裏づけそうなデータが一つあったのでアップロードしておきます。
※ Deloitte Consulting の調査について紹介した私のエントリ:「イノベーションのパラドックス」
http://shimizu.typepad.com/vietmenlover/2004/02/post_5.html
また、そのエントリに、丁寧な解説を付けてくださったEdiTechさんのエントリ:「イノベーションのパラドックス」を読む
http://editech.air-nifty.com/contents/2004/02/post_5.html

出典はWall Street Journal (スキャナ取り込み画像なので荒いですがご容赦を)で、医薬品業界でのR&D費用の上昇と、FDAに認可される商品数の推移を比べたものです。

医薬品開発の手法も、かつての人間の勘と経験によるものから、コンピュータを使って化学品の組み合わせを総なめでシミュレートするようになってきているとのことですが、ITを使うようになったがゆえに逆に画期的なイノベーションに繋がりにくくなっているのではないか、という考察が興味深かったです。

また、折角苦労して生み出した商品も、競合他社が似たようなものを安く投入することができ、かつ、類似品が出回るまでの時間が短くなっている、つまり、新商品が競争優位を維持できる時間が短くなっていることが、手間暇が掛かるリスキーな研究への投資を惜しませている要因だとも記事には書かれていました。

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このblogの方針と反省(2度目の四半期レビュー)

※光栄なことに梅田さんのblogでご紹介を頂いて、「単館だと思って自分の趣味に走った映画ばっかり掛けていたら、メジャーな映画評論家に紹介され、いきなり満席になって驚く映画館主」みたいな状態ですが、とりあえず、予定通り更新します。

お蔭様で 弊blog「死んでしまったら私のことなんか誰も話さない」も、My Profile 時代から通算100エントリ、開設半年を迎えました。特に今年に入ってからは、仕事が忙しかったり体調が悪かったりで、なかなか勉強もはかどらず、更新のペースも落ちて、読んでくださる方に申し訳ない…という思いや、最近リンクを貼ってくださっている方も増え、じわじわとPVも増加傾向にあり、ビビり気味で必死にやっていたのですが、「最近ちょっと辛そうだったよね」と、一部の方にはバレバレだったようです(苦笑) そんなわけで、今後も、書きたい時に書きたいことをノンビリ書いていきたいと思います。

半年やってみて色々考えていたところに、タイムリーに梅田さんのblogでは「信念・意見表明系」「観察・啓蒙系」というトピックが出て、改めて色々考えるところがありました。

私の場合、間違いなく、「信念」と言えるようなものは持ち合わせていない(そもそも私自身、自分がどうしたいのかハッキリとは分かっていない)ので、強いて言えば、自分で自分を鍛える場、修行の場 という感じです。キャリアマーケティングの一環とも言えるかもしれません。とある方から頂いたご指摘、

将来に対して何か思うところがあって、それに向けて勉強しているのではないか

というのは、かなり当たっていると思います。もっと正確に言うと(このblogでも前にも書いたかもしれませんが)今具体的なキャリアプランがあるわけではなく、自分が将来どうしたいのか、どうするべきか、方向性を見つけるためにやっている というのがいちばんしっくりします。私の場合、「自分を啓蒙する」 という感じでしょうか。

ですので、建設的に議論するための異論・反論やご指摘・ご質問はいつでも歓迎しています。(少なくとも今のところは。私の場合、オフラインでの知り合いからのコメントが大半なので、元々その人のコミュニケーションスタイルや考え方を知っているからかもしれないし、他の方も指摘しているように、数が多くなったら物理的に対応しきれるかどうかは分からないので。)

さすがにこうやって半年勉強していると、色々な物事がプチプチとあちこちで繋がって来ていることを感じていますし、始める前よりは随分自分の興味・関心というのが見えてきたので、それだけでもblogをやった当初の目的は達成できたかな、という気もします。また、blogがキッカケとなって色々と生まれてきたご縁・展開もあり、自分の興味・やりたいことを発信するって大事なことかも、とも。

そんなわけで、書き手自身の悩みを反映した「揺らぎ」を面白いと思って読んでくださる方がいるのは嬉しいです。悩みながらも、Self-developmentの手段として、今後もノンビリ、マイペースで続けて行きたいと思っています。

※以下はこのblogの四半期のまとめと今後の方針です。

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