« Paul McCartney Live @ HP Pavilion | Main | "Platform Leadership" »

November 08, 2005

Comments

伴大作

#夢のない意見だが、私自身は、OSや各種アプリケーションの「オープンソース化」というのは、バリューチェーン内で顧客が喜んでプレミアム価格を支払うポイントが変わってきただけなのではないか?という仮説を持っている。

このコメントは素晴らしいですね。処で、僕10年程前お書きになっていたIDC(International Data Corporation本社Framinbham, Masachusetts)の日本法人に調査責任者で在籍していました。

IBMは時代を敏感に察知していますね。サンマイクロシステムズはその点で完全に出遅れた感じがします。
コミュニティを作ったのはサンかもしれませんが、上手いこと
動かすのはIBMですね。その辺に差があると思います。

それだけIBMはユーザを見ているということですかね???

Tomomi

IDCですか~すごいですね~!(しかも日本の調査責任者…!!)>>伴さま

Sun Microsystemsは確かに現状うまくいってない感じがします。
ご指摘の通り、コミュニティやJava等、取組みとしてはユニークだし、ポテンシャルはあるのですが、
それが儲けに繋がってないように見えます。
ただ、今になって"The Network is The Computer"は、"来そう"な予感がしています。
実は少し前から、コンピュータ業界のNext waveのキープレイヤーとなるのはSunじゃないか?
(Sun自身が儲かるかどうかは別として)
と思っていたのです。Sunについては、次の次あたりで書こうと思っていました(笑)

IBMは一番総合力がありますし、うまく経営されている会社だなあと思いました。
また、何をしようとしているのかがすごく分かりやすいので、「うまく行ってる例」として
最初に取り上げました。

もう一つの「うまく行ってる例」として、次は、本当はIntelについて書きたいのですが、
Platform Leadershipが読み切れてないので、もしかしたらHewlett-Packardになるかもしれません。
hpは「うまく行ってない例」なのですが、Sunと違って分かりやすいので書きやすいから(笑)

伴大作

IDC遠い昔のことです。
でも、IDGグループとは相変わらずお付き合いを続けています。
以前書きましたが、サンマイクロシステムズはGRIDのテクノロジーで先駆者の一つです。最も実用化に近いシステムも同社のN1グリッドです。最近バージョン6になりましたが、それなりに注目しています。でも、日本では現地法人にまったくやる気がありません。完全にIBMの後塵を拝している状況です。
ビルジョイが居た頃に彼がやっていたJXTAはLiverty AllianceもInternet上でヘテロコンピューティング環境でのグリッド構築という画期的な試みで期待していたのですが、
それも彼の退職とともに潰えてしまったようです。

ご指摘のように業績がぱっとしません。但し、キャッシュフローは潤沢だとスコット・マクネリは言い続けているようですが、アンディ・ベクトルシャイムも戻ってきましたが、何となしに魅力が失われてしまいました。
JAVA10周年はサンマイクロの業界リーダーであったことの終わりを意味するのかもしれませんね。

コンピュータ業界の地殻変動は続いています。ハードからソフト、そしてWeb或いはサービスにと。IBMからマイクロソフト、オラクルへ、GoogleとAmazonへと中心が動いているのも地殻変動のなせる業です。

話は変わりますが、第三世代以降の携帯電話は正にパソコンです。今後はこのようなミニ・クライアントにサービスを提供するかたちのネットワーク・サーバー・ベース・コンピューティングに移行するのだと思っています。(ユビキタスの活動もその辺を中心に活動しています。)

Tomomi

伴さま、
いつも色々とご教示ありがとうございます。
携帯電話がPCに近づくというか境目がなくなるというか、確かに感じますね。

Microsoftが最近携帯に色気を出していて、米国ではWindows CEが入っている機種が
けっこうあるので、注目していました。ただ、CEは動作が不安定だというので
デベロッパーの間では、現時点ではあまり評判がよろしくないようです。
ただ、将来的にはPCと同じようにモジュール化・コモディティ化の道を歩む可能性が
高いのでしょうね。

SW

いいですね。これ。

> バリューチェーン内で顧客が喜んでプレミアム価格を支払うポイント

この点ですが、インターネット、エンタープライズ、広告とメディア全部を整理して考えないともしかしたら答えは出ないかもしれないと考え始めてます。ちょっとげんなりしてます(涙

Tomomi

SWさん

>広告とメディア

実は私、まだあんまりコレ、ピンと来てないんですよ。。。。。
昔気質の頑固親父なもので(笑)

伴大作

何度も徘徊して申し訳ありません。

そもそも、IBMユーザとはガスナーが社長に就任した折に、
Fortune500に登録されている企業を指すとまで言っている
通り、ITにかける投資資金を潤沢に持っている企業を
対象にしています。
従って、彼等は如何に安いコストで高性能のマシンを何とか
安定して運用させようなんて気持ちは殆どありません。
それより、ライバル企業が参ったというような先進的な
サービスをいち早く安定的に提供する事に注力しています。
従って、その場合最も重要なポイントはシステム開発力と
運用上の安定性です。だから、多少高いことが解っていてもIBMを使い続けるのだと思っています。つまり、仰せの如く
IBMは製品よりサービスでユーザにアピールする事で競争を
回避していると見るべきでしょう。
その一方、これまでは殆ど手を出さなかった、科学系の
コンピュータ市場でも大きなシェアを確保するようになりました。
これも地殻変動の一つでしょうね。前述したかもしれませんが、既にクライアントの代表であるパソコンはまともなコンピュータベンダーが製造販売するにはあまりにコストが下がりすぎています。LenovoにPSGを売却したのはその事を完全に理解している事を証明しています。
小生が書いた今後ユビキタスネットワークが普及するとしても、クライアント側で処理するなんて事は殆どなく、アプリケーションの多くがサーバー上で実行され結果だけをクライアントに送り返す処理が増加します。その場合、今までより一層サーバービジネスでの成否が重要となると思っています。

今までの動向を見る限り、王国とまで称されるマイクロソフトに対し、IBMのほうが遥かに上手に対応しているように思えます。

「オープンソース化」というのは、バリューチェーン内で顧客が喜んでプレミアム価格を支払うポイントが変わってきただけなのではないか?という仮説は誠に正しいと思います。

但し、SWさんには申し訳ないのですが、「インターネット、エンタープライズ、広告とメディア全部を整理して考えないと」とのご意見に対してはインターネット全体を考え直す時期には差し掛かっていると思いますが、公告やメディア迄含めてIBMが考えているとは思えません。


SW

をを、コメント頂いていることに気づかず。

> 公告やメディア迄含めてIBMが考えているとは思えません。

これはIBMの議論でなく純粋な産業分析としてです。

Blueが考えているのはおっしゃっている通りの範囲ですよね。そこから先はコンピューターとインターネットとメディア広告が渾然一体となって再定義されつつある市場全体というなんとも掴みがたいテーマで捉えています。
(AD Techが大規模に成立するのは同じ理由です)

Tomomi

>>伴さん
Fat server, Thin clientの発想はまさにSunのビジョンですね。
これを80年代に打ち出していたSunの先見性には驚くばかりです。
一方で、賢くなるのはクライアントで、Pier-to-pier型のコンピューティング
が主流になるのではないか?という考えもありますね。
どちらが主流になるんだろう?というのは、実は私自身はまだ自分の意見を
決めかねています。

>>SWさん
「伴さんが名指ししてますよ」って言った方が良いのかなあ、と、
ちょっと悩んでました。反応遅くってごめんなさい。

確かに(クスマノが言うところの「最もベンチャーを誘惑する」)
「コンシューマー向け・Horizontal・プラットフォーム」のセグメントでは
「広告」が主戦場になっている感はありますね。
インターネット企業大手(Microsoft, Google, Yahoo等)がひしめいてますから。

ただ、一昔前(2000年頃)のインターネットバブルの時も、
「課金システム作りこんで、顧客管理して、みたいな手間隙考えれば、
タダにしてユーザー集めて広告ビジネスで稼げばいいじゃん」みたいな議論が
あったと思うのですが、結果としては不発だったよな~。。と思ったり。

「インターネットの本質はPullである」と私はずっと思ってるので
(要は、自分が必要な事は自分で調べるから、余計なことはするなと)
GoogleのAdSense/AdWordsや、Amazonのレコメンデーションは「セーフ」として、
それ以上の広告は、私は正直鬱陶しいと思うし、
広告ビジネスが今後ホントに大きくなるのかについては若干懐疑的です。
(インターネット接続プロバイダも「広告で無料」モデルは流行らなかったし
電話もかなり安くはなったけど、広告入り電話はイマイチブレイクしてない)

広告産業の中で、メディアミックス(?)がインターネットにシフトしている
というのは理解できますし、コンピューティングにおけるインターネットの
重要性が高まるだろうというのは同感ですが、
それがコンピューター業界全体、家電なども含めたコンシューマー向けハイテク
全体の中でどれぐらいになるのかなあ。。。。というのが今の素直な感想です。

SW

> それがコンピューター業界全体、家電なども含めたコンシューマー向けハイテク
> 全体の中でどれぐらいになるのかなあ。。。。というのが今の素直な感想です。

そうですよね、この感想が一番素直なのだと思います。
産業規模を比較すれば「無理あるんじゃない?」というのはすぐ出てくるはずなんですけど、以外とそういう指摘聞かないのが世の中面白いところです。

※考える人は当然のごとく考えているでしょうが、メディアのレベルでは情報として出てきてないですね。

The comments to this entry are closed.

January 2010

Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

Photo Albums

Blog powered by Typepad