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October 29, 2005

Comments

SW

ぱっと見た感じ、情報論の延長ですね。

産業史として読むのが正解かなぁ、個人的には。
(それもまた非常に大事)

あかざわ

ちょっとご無沙汰。
後輩がこの本の訳者の一人なので読みましたが、なかなかありそうでなかった本ですよね。

Tomomi

そう、こういう本「ありそうでなかった」ですよね!>あかざわさん

ソフトウェアのスタートアップをやりたい人に良いと思いました。
失敗パターン、成功パターンも色々出ていますし。
「プラットフォーム…」は、まだIntelパートの一部しか読んでませんが、
あれができる会社は滅多にないと思うので。
(だってシェアが9割とかになった後の話なんだもん。
そこに至るためにどーすればいいのか、が知りたいのに)

なので、普通はこっちを参考にした方がベターと思いました。>SWさん

keyquo

ほかやんさんのミクシィのコメントでかぼちゃ役を知って、
つらつら流れ着きました。面白そうな本ですね。
私も・・・(^_^;)生意気ですが、
そうそう、そう言いたかったし、知りたかった、という気分です。
wordやexcelが高機能化しつつ現実の使い勝手が駄目になっていくのも、
高付加価値にしてライセンスを売りたい、構造的な呪縛があるからだと思っています。
でも、SAPのように、確かに機能向上でライセンスのアップグレード販売が
できる上で、基本的に年次でのフローの利益を生み出している企業もあり、
その方が美しいと思っています。書かれているように、当然高くても、
重要(競争上優位・・・有意に効く)なら、お金を出す法人相手になりますが。
さらに、理想的には、フローを流すことによって、累積的にデータがたまり、
それに基づいてデータ・マイニング・ビジネスができると、入り口のアプリは
安くでき、時間が経つほどに参入障壁が拡大するので、より美しいと
思っています。

この最後の話も、事例付きで紹介されてたら、是非、買ってみたいなぁ。


Tomomi

keyquoさま、
そうです私が17人目のかぼちゃです(笑)

「まずはデータを囲い込め」というのは、
法人向けソフトウェアビジネスでよく聞く話ですよね。
「データマイニングという付加価値サービスがメインの儲けで、
アプリケーションはそのための呼び水」というモデルで成功した会社があるか?
というご質問ですが、残念ながらこの本にはそのモデルは載っていません。

この本に出ている中で、比較的近いのはBusiness Objectsです。
彼らはOracleからのスピンアウトで、Oracleにしか対応しないという戦略を取り
「Oracleの補完製品」として成功した、と紹介されています。

keyquoさんの考えたモデルが起こるのは、おそらくこれからではないでしょうか?
あるいは、業務アプリの会社がマイニング系の会社を統合する、という流れに
向かうのではないか?と思います。私はどちらかと言うと後者に近い意見です。

DBMSはフリー・オープンソースの製品が出てきて、商用ベンダは苦戦しています。
Oracleも、今はDBMSの会社というより、ERPを中核とした業務アプリケーションの
会社という印象が強くなってきました。
更に、業務アプリ市場も今後しばらく再編が続くのではと見ています。
(関連)http://shimizu.typepad.com/vietmenlover/2005/05/post.html

去年~今年、Oracleは、業務アプリケーションの会社を大量に買収しています。
その中には、流通業界ターゲットにプライシングのモデリングを行なう
ツール・サービスを売るProfitLogicという会社もありました。

業務アプリを開発・インプリ・保守していくノウハウと、
マイニング系のサービスを提供するノウハウはちょっと違うものだと思うのです。
SAS等マイニング系のツール・サービスの提供企業は、
どこも博士号を持った少数精鋭の社員でやっている、という印象があります。
(急激に大きくはなれないが、ソコソコの儲けは継続して得られる)

なので、規模の経済で勝つ業務アプリの会社が、次の成長戦略として、
マイニング系を買収する、というシナリオはアリだと思います。
ちなみに、ProfitLogicは、元々Oracleの出資先でもあったようです。
(そこまで戦略的に考えていたか分かりませんが)
自分達にはない、今後必要になるであろうノウハウを持つ会社に対して、
早い段階からツバを付けておいた。という見方もできると思います。

keyquo

Tomomiさま、

あまり整理せずにつらつら書いてしまったんですが、とても丁寧に
ご説明ありがとうございます。博士号もった少数精鋭として、コツコツと
がんばっていこうかと想ったりしました(^_^;) 
精鋭の保証がどこにもないのですが(TvT)どうやらうっかりしてました。

Oracleの動きとか、面白いですね。オープンソースの影響もあったりで、
今後、陳腐な技術的優位性は消し飛ぶ時代に突入・・して欲しいと、
期待しています。物流や情報流が成熟してきて、人と情報が時間・空間
的に丁寧につながって、裁定機会が減ってくれば、それこそ陳腐な営業
優位性も消し飛んでいくことでしょう。だからこそ、対人ビジネスで、
性格や人格といった安易に身に付けられないヒューマンウェアによる
カウンセリングやヒーリング、ヘルスケア系か、 何だか極めて高度な
創造的生産物がないと、優位には立てない時代になってきているのでは
ないでしょうか・・・って、そこまでたどり着くのは、たぶん、20年後
くらいなんでしょうね。。。でも、お話を読んでいて、後者の息吹は、
より強く感じました。いろいろとご紹介ありがとうございました。

Tomomi

もし「少数精鋭」が失礼になっていたら大変申し訳ありませんでした!!
鋭いご質問をいただき、つい嬉しくて長々書いてしまって恐縮です。

データマイニング系の製品・サービスを提供している会社の代表格であるSASの場合は、
2004年の売上高が$1.5billion(約1,500億円)グローバルで従業員数が1万人弱、
つまり1人当たりの売上高が1,500万円/年

SPSSはもっと小さくて、$174million(約174億円)従業員数が1,250人
なので、1人当たり売上高が1,400万円/年

あと、ILOGという、他のパッケージソフトウェアベンダに「最適化計算」のエンジンを提供している
ニッチな会社があるのですが、そこの売上高は、$127million(127億円に換算)、従業員数が約700人
1人当たり売上高が1,800万円/年 程度になります。

対して、先に例に挙げたOracleは、前期の売上高が$12.35billion、従業員数が約5万人
1人当たり売上高が2,500万円/年 近くになります。

ぱっと幾つか思い付いた会社をザックリ計算しただけなので適切なサンプルかどうか確証がありませんが、
会社の規模、従業員当たりの売上高(市場の大きさ・売りやすさに依存?)
から言って、パッケージングされた業務アプリケーションの会社の方が
一般的には大きくしやすいのではないか?と。

また、同じ「マイニング系」でも、より売りやすくパッケージングしたi2は、
数年で売上がBillionの売上に達したそうです。今はかなり売上が落ちていますが。。。。
(i2の話も、失敗事例の一つとして、この本に出ています。)

ただ、サービスの優位性を確保した場合、参入障壁が高いので、長期安定したビジネスを築きやすい
というご指摘は、まさに当たっていました。
SASやSPSS, ILOGは、いずれも創業から30年も歴史があり、毎年コンスタントに売上を伸ばしているようです。

「ヒューマンスキル等によるサービスの優位性はいかに築くことができるか」は、
これからニーズの高くなりそうなテーマですね。
こちらこそ、示唆に富むポイントをご教示いただきありがとうございました!

SW

> なので、普通はこっちを参考にした方がベターと思いました。>SWさん

なるほど、それは確かに。

では、早速購入して積読の山の中にw

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